The North Angler
コラム
苦悩の年鑑
私は、純粋というものにあこがれた。
無報酬の行為。まったく利己の心の無い生活。
けれども、それは、至難の業であった。
私はただ、やけ酒を飲むばかりであった。
私の最も憎悪したものは、偽善であった。
十歳の民主派、二十歳の共産派、三十歳の純粋派、四十歳の保守派。 そうして、やはり歴史は繰り返すのであろうか。
私は、歴史は繰り返してはならぬものだと思っている。
太宰治
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