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■自然の浄化作用
今年は年明け早々から大雪が降った。
地域の人々は早朝から雪かきに追われている。
集められた雪は、沿道の側溝や街の脇を流れる川に投げ込まれていく。
側溝は冷厳な水で満たされ、川岸には雪がうずたかく積まれ続けている。この雪が川を浄化し、鱒たちが棲む河川に新鮮な水と空気を供給していくのだろう。これは、雪だけに限らず、私たちに大きな被害を与える台風も同じ効果をもっているのだと思う。
この循環システムと私たちがどう共生して行くのか、考えていく必要があろう。目先の利便性のみを大事にし、自然を操作しようとすれば、大きなしっぺ返しがくるのかもしれない。大雪が降った朝、改めてそんなことを考えさせられた。
2005年1月19日
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